最近、耳の後ろの辺りが痒くなることが多いのですが、実は中学生の頃に、クラスメイト(結局、仲の良い友人となる)から怪我をさせられた場所なんです。ちなみに私は40代のオッサンです。
私が通っていた中学は、ある河川敷のすぐ脇に建っていて、放課後などはクラスメイトなんかと良く河川敷に行って遊んでいました。
ある放課後、そのクラスメイトはおふざけで河川敷に転がっていた竿のような物を投げ槍のようにして私の見えない所から投げつけてきました。
その竿は私の左耳後ろの辺りにヒットし、最初は衝撃で何が起きたのか理解できなかった覚えがあります。
幸い傷はそれほど深くは無く、出血もひどくなかったと思いますが周りに居た他の友人達は、傷を見るとすぐに病院に行ったほうが良いということだったので速攻かかりつけの病院にかかりました。
診察の結果、縫合が必要とのことで縫うことに。縫ったあとは当然目立つガーゼ等の保護をするハメになりました。
その日の夜、怪我をさせたクラスメイトは母親と一緒にメロンを持って家まで謝りに来ました。私は玄関には出ませんでしたが…。もちろんメロンは美味しくいただきました。
次の日、普通に登校しました。オオゴトにするのがイヤだったので担任の先生には家で怪我をしたという説明にし、そのクラスメイトにやられたという事は結局その現場に居合わせた友人達しか知らないことに。後を考えると結果的にそれで良かったのかなと思っています。
後日の病院の診察には、加害者のクラスメイトは抜糸するまで付き合ってくれました。そのおかげで仲良くなり今でも連絡を取れる友人です。ここ最近は全然会っていませんが…。
久しぶりに会って「今頃になって後遺症が出てきたぞ!」と言って飲み代でも、たかろうかしら
この件では幸い怪我も大したことなく大事に至らずに済みました。ですが万が一、私が重症を負っていたとすれば被害者である私も加害者であるその友人も大変な人生を歩んでいたでしょう。
想像するだけでゾッとします…。
先日、中学生がクラスメイトを包丁で刺して死なせてしまったという事件がありました。どんなにイヤな相手でも身体を傷つけるのは絶対にダメです。
どんなにその相手が憎いとしても、あなたの行動一つで被害者・加害者の関係が逆転する可能性は十分あります。事件となり報道されても、それまでどうだったかなんて世間は知ろうとはしません。加害者となった場合あなたにだけ前科が付くのです。
時が経てば状況は必ず変化します。今が辛い人も大人になると本当に“そんな事もあったかな”くらいにしか思いません。
将来そうとしか思えなくなるような事で一生を棒に振るのはトンデモなくもったいない事です。
また、あなたを失うと悲しむ人は必ず居ることを忘れないで下さい。
少しでも悲しい思いをする方が減って、未来を切り開けますよう、そんな想いを込めて。